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「いびき」「睡眠時無呼吸」が気になっている方

2021-11-11

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断・治療を行っています。

当院では、アプノモニターという携帯型の医療機器を使用した検査を行っています。一度受診していただいた上で、ご利用いただく手続きを行います。保険適応の検査ですので、ご希望の方はお気軽にご受診ください。

【睡眠時無呼吸症候群とは】

睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome: SAS)は、眠気や不眠、倦怠感などの症状により日常生活に様々な障害を引き起こす疾患です。多くは閉塞型睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome: OSAS)であり、睡眠中に上気道(鼻からのどまでの空気の通り道)が狭窄または閉塞してしまい、血液中の酸素濃度が低下してしまう病態です。最大の要因は肥満ですが、アジア人は顎が小さいという特徴があり、肥満がないOSAS患者も多いとされています。OSASでは睡眠中、頻回に著しい低酸素血症をきたすため、脳も身体も深い睡眠が得られず、その結果、日中の眠気や不注意、疲労をきたします。また高血圧や心血管障害などの合併症についても指摘されています。

【具体的な症状】

OSASに伴う症状としては、以下のようなものがあります。

夜間:不眠、いびき、無呼吸や苦しそうな呼吸、窒息感、中途覚醒、頻尿

日中:起床時頭痛、起床時咽頭乾燥感・咽頭痛、過度の眠気、記憶力・集中力低下、疲労感、倦怠感

【検査・治療について】

まずは症状を伺い、SASが疑われる場合には鼻~のどの気道に狭くなっている部位がないかどうかを確認します。つぎに、ご自宅で携帯型装置による簡易モニター検査を行っていただきます。さらに精査が必要な場合には、専門施設をご紹介させていただきます。

SASと診断された場合の治療デバイスとしては、経鼻的持続陽圧(nasal continuous positive airway pressure: nasal CPAP)装置やマウスピースを使用した治療があります。肥満や喫煙、寝酒の習慣がある方は、日常生活習慣を見直すことも大切です。

*CPAP治療とは

睡眠時に鼻マスクを装着してCPAPと呼ばれる装置から圧力がかかった空気を流し込み、気道を広げます。その結果、症状を改善する効果があります。

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